Üsküdara giderken

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トルコ関連イベントで知り合った、Drummer, PercussionisでVocalistでもあるAsaMiさんから何かコラボを演りましょうという話を頂き、演るならやはりトルコ…という事で、10年くらい前にこの「Üsküdara giderken」をベリーダンスのイベントでサズやネイ、ダルブカ/レク/ダフといったトルコの楽器と弦楽+ピアノ+歌用にアレンジしたものを、最終的に今回打ち込みで弦楽四重奏+ピアノ、それに生演奏で歌+尺八+ダルブカ/レク用にリアレンジ。
自分の中のテーマとしては「for Friendship of Turkey and Japan」というのがあり、今回とりあげたこの曲の中に何か日本のメロディーを入れたいと思い、リハモしたコード進行に色々な曲を口ずさんでみると…童謡の「赤い靴」(野口雨情作詞・本居長世作曲)がピタリとハマり、乾燥に挿入。
制作の過程でAsaMiさんからせっかくの日本のメロディー、日本の楽器の音色があると良いのではとの進言で、中学生の同級生で、現在邦楽のイベントや3DXというバンドでも一緒に活動している原郷界山氏にお声がけ、コラボにご快諾を頂いた。
それぞれの自宅や個人レンタルのスタジオで録音したものと同時収録の映像、2010年にトルコ渡航した折に自分で撮った写真を織り交ぜて作品にしてみました。
最初に触れた中東音楽の微分音がトルコ古典音楽で、以降何かと縁もあり、初めて訪れた2007年のトルコ/イスタンブールで新市街から少し傾斜のある旧市街を眺めたときに見えたいくつかのジャーミーのドームがぽこぽこと見えた時に強烈な既視感を感じ、この地にはきっとまた来る!という、決心のようなインスピレーションのようなものが湧き上がった事もよく記憶に残っている。
サズのFuji氏からのお誘いで和歌山県串本町でのトルコ音楽イベントに参加させて頂いた時に、エルトゥールル号の話や、イランイラク戦争時のトルコ航空の話等も知り、この時にもまた一気にトルコへの親密度も増していった。
「for Friendship of Turkey and Japan」の気持ちを込めて。