上野の森美術館「肉筆浮世絵 美の競艶」

版画の浮世絵もとても好きなのだが、以前葛飾応為の作品「夜桜美人図」を見て、肉筆画における極めて細密な筆先で微に入り細を穿ちながら光と影を描いた…その魅力にかなりハマった。

今回は、全て肉筆画というとても貴重な展示会。
目当ては応為よりも遥かに認知度の高い(とはいえ「百日紅」の映画化でかなり認知度は上がったのだろうか…?)北斎の肉筆画ではあるのだが、やはりそこはそれ江戸で花開いた素晴らしき画家のとんでもない作品を多く見る事が出来た。

中でも印象的なものをピックアップすると、

◉磯田湖竜斎の「美人楼上納涼図」「桜下遊女道中図」
浮世絵におけるデッサン力というのも意外にナンセンスなのかもしれないが、そういった部分にツッコミどころが少なく、全体の構図や、細かな部分の書き込み、なにより色合い…というか顔料のチョイスというか全てにおいて自分好みの「とても「良い仕事」をしてる印象。美人図がホントに美人…w、これもポイント高い。

◉鳥文斎栄之の「七福神吉原遊興図絵巻」
七福神が吉原へ向かう道中や吉原での遊びを巻物で時間と共に変化する場面を切り取り描いたもの。どこの酔っ払いのおっさんかと見まごうほどの俗っぽい七福神が興じる図がなんともかわいい。なんだろ?七福神って祈りの対象ではなくて、あの方達が楽しければその「福」が自然と周りにまき散らされるのか?…と思わせるような楽しさ。

◉河鍋暁斎の「一休禅師地獄太夫図」
◉小林清親の「頼豪阿闍梨」
◉葛飾北斎の「京伝賛遊女図」「大原女図」「美人愛猫図」
…については、いまちょっと時間が無いので、また今度書…けるかな?



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