Abbas Bakhiari
この「Abbas Bakhiari」のプレイが好き♪
2010年にイランに行く以前から、高円寺在住のネイ奏者Sia Vashに教えてもらって
かなりゾッコンだったプレイヤー。まさかまさかのたった4泊5日のチュニス滞在で見られるとは…。
…というのも、ウード奏者の常味裕司氏からチュニス在住のウード製作家の
ヒシャムさんにCDとメッセージの託けを頼まれたまでは良かったが、常味さんに頂いた手書きの地図がかなりアバウトで、マーケットとかTV曲の位置関係が微妙にずれてて、最初はその工房にたどり着けず、一度は断念。
しょうがないので、とりあえずチュニス→ポルトガルのチケットを取りに行こうと
道を歩いていると、ウードのハードケースを持って歩いている女性Meriam Aziziさんとその友人らしき男性とすれ違う。
ま、お国柄ウードを持っている人も多いだろうと思い、いったんはすれ違うもやはり気になり、戻って「それはウードですか?」と聞いてみる。
よくよく話を聞くと、これからこのメンテが必要なウードを持ってそのヒシャムさん宅に向うというのだ。なんとラッキー!!
「ただラマダン中だし、ヒシャムさん自身が在宅してる保証は無いのよね…、もしそれでも構わなければ一緒に行く?」との事。
二つ返事でくっついて行ってヒシャムさんの工房へ。
工房は残念ながら留守だけど、一応電話してみる…とAziziさん。
すると二階からひょかっと顔を出すヒシャムさん♪
しばらくAziziさんのウードのメンテの話を黙って聞き、事が済むとAziziさんは友人とそのまま別の用事に向うとて工房を出る。
はてさて、アラビア語は挨拶以外まったくダメダメな私とほとんどアラビア語オンリーのヒシャムさんの二人きり…(^_^;)…さてどうしたものかと少し困り顔(に見えた)のヒシャムさん、お互いどうなる事かと思ったけど、常味さんから預かったCDを取り出して「ユージ、ユージ、CD、CD、プレゼント、プレゼント」とアヤしいガイコクジンよろしく、結局日本語だか英語で単語を繰り返し喋りつつ渡す(笑)
一気にヒシャムさんの顔が明るくなり「オー!!ウージ!!、ウージ!!」と言いながら、三鷹写真館だかの名前の見えるアルバムを引っ張り出してきて常味さんとヒシャムさんが一緒に映っている写真を嬉しそうに見せてくれる。
言葉こそ殆ど通じてないけど、何かひとつの人物なりを介してこういったコミュニケーションが成り立つのって、ほんとに鳥肌が立つくらい嬉しいし感動してしまう。(笑)
でも、これだけで終わりではなかったんだよね。
この後、チュニス→ポルトガルのチケットも無事にとれてちょっとばかり気分が良くなったすっかり油断してしまったのか、これまでたすき掛けのポーチに必ず入れてたiPhoneをうっかりいつもの癖で胸ポケットに入れてしまってた。
それを、多分しっかり見られてたと思うのだが、初めて乗ったMetro(路面電車)で見事にPickPocketされてしまったのだ。
その後の顛末もビッシリあるのだが、盗難届けをもらおうとしたが、警察署を軽くたらい回しにされたり、色々あって日が暮れる頃にはクタクタになり一旦ホテルに帰る。
そのままウトウトしてしまい、起きると夜の9:00頃だったか。
お腹もすいてたし、当たりを付けてた食堂に行こうとホテルを出る。
すると、なにやら大通りのちょっと先に国立劇場が見事にライトアップされているのが見えたので、とりあえず写真を撮ろうと空腹そっちのけでふらふらと劇場のほうへ。
で、カメラを構えて何枚か写真を撮るもストロボ無しだと暗すぎる、そうそう夜間モードとかあったなーとか考えつつもう一枚。うーん、こんどはシャッタースピードが遅すぎてブレるなあ…どうするか???
というところで、いきなり後ろから肩を叩かれる。
昼間にあったAziziさんの男友達!!
このピンポイントでの再会自体にドギモを抜かれたけど、
また何やら話を聞いてるとAziziさんのウード(バルバット)の友人が、
今日これから国立劇場で演奏するのだという。
おおっ!!じゃあ生でアラブ音楽が聴ける!!と、喜んで
「オレも入れるかな?」
「多分大丈夫だから、とりあえず会場まで一緒に行こう!!」
と、着いて行くとなにやら関係者入り口からするすると…
ええっと…さすがにここは無理か…と躊躇してると、
止められたら考えよう、とりあえず一緒に入ってみようとのお誘い。
で、結局そのまま関係者席=最前列でライブを見られる事に。
小編成のアラブ古典音楽アンサンブルを期待して、今更ながらどんなライブなの?って聞くと「ペルシャ音楽だよ」と。
あらら、せっかくチュニジアまで来たのに何故だかペルシャ音楽???
と一瞬思ったものの、なんとなく自分の中でもサントゥールの谷さんや
セタール/タンブールの北川くん、生でみたアリザデさんやら、トンバクの魅力に不思議に少しずつハマっている…部分もあったので、これは何か巡り合わせか?
ともふと思う。
いざライブが始まってみると…このダフ・プレイヤーって……………!?!?
ええ!?あのYouTubeで惚れ込んでしまったアノ人!?!?!?
ということで、トんでもない偶然が重なって異国のさらに異国であこがれのプレイヤーの生演奏を目の当たりにする事が出来たのでした。
昨年はアラブ/トルコ/イラン向けのCASIOTONEのデータ&デモ制作に明け暮れてた事もあり、秋頃にぽっかり空いてた2週間強をこのギャランティーでトルコ/イランに勉強に行こうか…と漠然と考えていたのが、これは絶対なにかの縁だと思い込み(笑)、実はこの時に決心したのでした。
続く…いや、続かんです。(笑)
とりあえず終わり。
●Abbas Bakhiari-1
http://www.youtube.com/watch?v=rg1vlwFnzB8&feature=player_embedded
●Abbas Bakhiari-2
http://www.youtube.com/watch?v=VLCSjfdMiqE&feature=player_embedded
●CASIO AT-3 overview
新規アカンパニデータのほとんどと、このBGMのデモ曲を作曲してます♪
http://www.youtube.com/watch?v=trnZF6y3GzQ&feature=player_embedded
●夜間モードで撮った国立劇場

●最前列で撮ったAbbas Bakhiari氏

2010年にイランに行く以前から、高円寺在住のネイ奏者Sia Vashに教えてもらって
かなりゾッコンだったプレイヤー。まさかまさかのたった4泊5日のチュニス滞在で見られるとは…。
…というのも、ウード奏者の常味裕司氏からチュニス在住のウード製作家の
ヒシャムさんにCDとメッセージの託けを頼まれたまでは良かったが、常味さんに頂いた手書きの地図がかなりアバウトで、マーケットとかTV曲の位置関係が微妙にずれてて、最初はその工房にたどり着けず、一度は断念。
しょうがないので、とりあえずチュニス→ポルトガルのチケットを取りに行こうと
道を歩いていると、ウードのハードケースを持って歩いている女性Meriam Aziziさんとその友人らしき男性とすれ違う。
ま、お国柄ウードを持っている人も多いだろうと思い、いったんはすれ違うもやはり気になり、戻って「それはウードですか?」と聞いてみる。
よくよく話を聞くと、これからこのメンテが必要なウードを持ってそのヒシャムさん宅に向うというのだ。なんとラッキー!!
「ただラマダン中だし、ヒシャムさん自身が在宅してる保証は無いのよね…、もしそれでも構わなければ一緒に行く?」との事。
二つ返事でくっついて行ってヒシャムさんの工房へ。
工房は残念ながら留守だけど、一応電話してみる…とAziziさん。
すると二階からひょかっと顔を出すヒシャムさん♪
しばらくAziziさんのウードのメンテの話を黙って聞き、事が済むとAziziさんは友人とそのまま別の用事に向うとて工房を出る。
はてさて、アラビア語は挨拶以外まったくダメダメな私とほとんどアラビア語オンリーのヒシャムさんの二人きり…(^_^;)…さてどうしたものかと少し困り顔(に見えた)のヒシャムさん、お互いどうなる事かと思ったけど、常味さんから預かったCDを取り出して「ユージ、ユージ、CD、CD、プレゼント、プレゼント」とアヤしいガイコクジンよろしく、結局日本語だか英語で単語を繰り返し喋りつつ渡す(笑)
一気にヒシャムさんの顔が明るくなり「オー!!ウージ!!、ウージ!!」と言いながら、三鷹写真館だかの名前の見えるアルバムを引っ張り出してきて常味さんとヒシャムさんが一緒に映っている写真を嬉しそうに見せてくれる。
言葉こそ殆ど通じてないけど、何かひとつの人物なりを介してこういったコミュニケーションが成り立つのって、ほんとに鳥肌が立つくらい嬉しいし感動してしまう。(笑)
でも、これだけで終わりではなかったんだよね。
この後、チュニス→ポルトガルのチケットも無事にとれてちょっとばかり気分が良くなったすっかり油断してしまったのか、これまでたすき掛けのポーチに必ず入れてたiPhoneをうっかりいつもの癖で胸ポケットに入れてしまってた。
それを、多分しっかり見られてたと思うのだが、初めて乗ったMetro(路面電車)で見事にPickPocketされてしまったのだ。
その後の顛末もビッシリあるのだが、盗難届けをもらおうとしたが、警察署を軽くたらい回しにされたり、色々あって日が暮れる頃にはクタクタになり一旦ホテルに帰る。
そのままウトウトしてしまい、起きると夜の9:00頃だったか。
お腹もすいてたし、当たりを付けてた食堂に行こうとホテルを出る。
すると、なにやら大通りのちょっと先に国立劇場が見事にライトアップされているのが見えたので、とりあえず写真を撮ろうと空腹そっちのけでふらふらと劇場のほうへ。
で、カメラを構えて何枚か写真を撮るもストロボ無しだと暗すぎる、そうそう夜間モードとかあったなーとか考えつつもう一枚。うーん、こんどはシャッタースピードが遅すぎてブレるなあ…どうするか???
というところで、いきなり後ろから肩を叩かれる。
昼間にあったAziziさんの男友達!!
このピンポイントでの再会自体にドギモを抜かれたけど、
また何やら話を聞いてるとAziziさんのウード(バルバット)の友人が、
今日これから国立劇場で演奏するのだという。
おおっ!!じゃあ生でアラブ音楽が聴ける!!と、喜んで
「オレも入れるかな?」
「多分大丈夫だから、とりあえず会場まで一緒に行こう!!」
と、着いて行くとなにやら関係者入り口からするすると…
ええっと…さすがにここは無理か…と躊躇してると、
止められたら考えよう、とりあえず一緒に入ってみようとのお誘い。
で、結局そのまま関係者席=最前列でライブを見られる事に。
小編成のアラブ古典音楽アンサンブルを期待して、今更ながらどんなライブなの?って聞くと「ペルシャ音楽だよ」と。
あらら、せっかくチュニジアまで来たのに何故だかペルシャ音楽???
と一瞬思ったものの、なんとなく自分の中でもサントゥールの谷さんや
セタール/タンブールの北川くん、生でみたアリザデさんやら、トンバクの魅力に不思議に少しずつハマっている…部分もあったので、これは何か巡り合わせか?
ともふと思う。
いざライブが始まってみると…このダフ・プレイヤーって……………!?!?
ええ!?あのYouTubeで惚れ込んでしまったアノ人!?!?!?
ということで、トんでもない偶然が重なって異国のさらに異国であこがれのプレイヤーの生演奏を目の当たりにする事が出来たのでした。
昨年はアラブ/トルコ/イラン向けのCASIOTONEのデータ&デモ制作に明け暮れてた事もあり、秋頃にぽっかり空いてた2週間強をこのギャランティーでトルコ/イランに勉強に行こうか…と漠然と考えていたのが、これは絶対なにかの縁だと思い込み(笑)、実はこの時に決心したのでした。
続く…いや、続かんです。(笑)
とりあえず終わり。
●Abbas Bakhiari-1
http://www.youtube.com/watch?v=rg1vlwFnzB8&feature=player_embedded
●Abbas Bakhiari-2
http://www.youtube.com/watch?v=VLCSjfdMiqE&feature=player_embedded
●CASIO AT-3 overview
新規アカンパニデータのほとんどと、このBGMのデモ曲を作曲してます♪
http://www.youtube.com/watch?v=trnZF6y3GzQ&feature=player_embedded
●夜間モードで撮った国立劇場

●最前列で撮ったAbbas Bakhiari氏

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