大浮世絵展
江戸東京博物館で1/2より開催されていた「大浮世絵展」まさか正月2日目からはそんなに混まないだろうとの目論みで昼過ぎに向かうも、チケット売り場ですでに長蛇の列…考える事は皆同じか。
お目当ての歌麿や写楽、北斎、広重、そして近年ハマっている歌川国芳一派の作品はやはり素晴らしく、生で見るとやはり感動もひとしお。
ここでは全く知らなかったのに「ぐっ」っとキてしまった2点を紹介。
●渓斎英泉「岐阻街道 深谷之駅」
描かれている女性のいきいきとしてしかもそれぞれの躍動感のある動き、それに加えて、遠景を黒くして窓の明かりと行灯のみを光らせた斬新な表現、もっともその近景と遠景はグラデーションでつながっているわけではないのだが、またその若干不思議な感触がまたとても良い。なんかこの光景見た事あるな…って思ったのは街灯が無く、星明かりもほとんどなかった時の夜のインド。その時手元は何か持っていたのだろう周りは見えるが、遠くになるほどうっすらシルエットしか見えなくて、微かにオレンジ色のなにかしらの光だけがポツポツと見えてた…まさにそんな光景。そういう体験があったからこそ妙にリアルな感触があるのかとも思う。
●葛飾応為「夜桜図」
葛飾北斎の三女が父をも超える(とも言われる)技量の持ち主だったなどとは皆目知らず、今回はじめてその応為の作品にぐぐぐっと惹かれてしまった。実は今回のMVP。
http://artscape.jp/study/art-achive/1218223_1982.html
2つの灯籠の明かりに部分的に明るく照らされる「美人」の衣と短冊、そして桜。遠景は月と星明かりを受けシルエットとなった木々。前出の英泉の絵ともなにやら共通する部分も多々あるカンジもするが、このモチーフ、構図、色あい…などなど全てにおいて感服…素晴らしい。ここでひとつ写真のアイディアが浮かんだりする…ので実現可能かどうかはおいておいてEvernoteにメモってみる。
もう一点オマケ、西川祐信の「衣通姫図」もなかなかにツボだったのだが、それを検索しててたまたま出てきた幸野楳嶺の「妓女図」がなんだかお気に入りになってしまった。
お目当ての歌麿や写楽、北斎、広重、そして近年ハマっている歌川国芳一派の作品はやはり素晴らしく、生で見るとやはり感動もひとしお。
ここでは全く知らなかったのに「ぐっ」っとキてしまった2点を紹介。
●渓斎英泉「岐阻街道 深谷之駅」
描かれている女性のいきいきとしてしかもそれぞれの躍動感のある動き、それに加えて、遠景を黒くして窓の明かりと行灯のみを光らせた斬新な表現、もっともその近景と遠景はグラデーションでつながっているわけではないのだが、またその若干不思議な感触がまたとても良い。なんかこの光景見た事あるな…って思ったのは街灯が無く、星明かりもほとんどなかった時の夜のインド。その時手元は何か持っていたのだろう周りは見えるが、遠くになるほどうっすらシルエットしか見えなくて、微かにオレンジ色のなにかしらの光だけがポツポツと見えてた…まさにそんな光景。そういう体験があったからこそ妙にリアルな感触があるのかとも思う。
●葛飾応為「夜桜図」
葛飾北斎の三女が父をも超える(とも言われる)技量の持ち主だったなどとは皆目知らず、今回はじめてその応為の作品にぐぐぐっと惹かれてしまった。実は今回のMVP。
http://artscape.jp/study/art-achive/1218223_1982.html
2つの灯籠の明かりに部分的に明るく照らされる「美人」の衣と短冊、そして桜。遠景は月と星明かりを受けシルエットとなった木々。前出の英泉の絵ともなにやら共通する部分も多々あるカンジもするが、このモチーフ、構図、色あい…などなど全てにおいて感服…素晴らしい。ここでひとつ写真のアイディアが浮かんだりする…ので実現可能かどうかはおいておいてEvernoteにメモってみる。
もう一点オマケ、西川祐信の「衣通姫図」もなかなかにツボだったのだが、それを検索しててたまたま出てきた幸野楳嶺の「妓女図」がなんだかお気に入りになってしまった。
テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術